寄付の活用事例

「左手のピアノ五重奏」 神戸文化支援基金 2011年度助成事業

このコンサートは、「左手のピアノ作品」という、忘れ去られてしまった貴重な音楽作品の発掘・復興を目指す「左手のアーカイプ」プロジェクトの主催により実現しました。
「左手のアーカイプ」プロジェクトは、戦争や事故により片手の機能を失ったり、局所性ジストニアなどの病気により運動障がいを患ったりなど、なんらかの理由で障がいを背負ってしまったピアニストたちにより生み出された左手演奏のためのピアノの作品群は、音楽を演奏し続ける喜びに満ちており、障がいのある演奏家だけではなく、全ての音楽家・人々にとって希望になると考え活動を行っています。
コンサート当日は、ウィーン後期ロマン派に作曲された左手ピアノ演奏の室内楽2曲が演奏され、また、東日本大震災をうけて関西方面に避難されてきた被災者のかたが無料招待され、会場となった兵庫県立芸術文化センターで、約300人の観客が復興への祈りを込めた音色に耳を傾けました。
当財団からの助成金はコンサート開催経費の一部として役立てていただきました。

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「二本松からこんにちは。」市民活動センター神戸 2011年度助成事業

①被災者支援を行う被災地のNPO・市民活動団体に対し、これまでに計8団体290万円の助成を実施しました。
助成先団体の一つ、福島県のNPO法人コーヒータイムは、浜通り地区の浪江町を拠点に、主に精神障がい者の作業・生活訓練等を通じた自立促進事業を行っていました。原発事故による利用者・スタッフの離散、先の見えない不安の中で、浪江町の仮役場が設置された二本松市で活動を再開しています。コーヒータイムの橋本理事長からは「神戸からの支援に感無量です。私たちもいつか困っている人たちのお役に立てるよう頑張ります」とのメッセージが届きました。

②当会では福島県のパートナー団体であるNPO法人うつくしまNPOネットワークや上記①の助成先でもあるNPO法人ココネット・マムを神戸に招き、寄付者や市民のみなさん、また被災地支援を行う神戸のNPO・市民団体との意見交換会や交流会などを開催しました。(寄付の使われ方の項目参照)皆さまからのご寄付はゲストの旅費やイベント会場費等として活用させていただきました。

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